設立趣旨
日本産のオーガニック畜産物はほとんどありません。その要因の多くはオーガニック飼料の取得の難しさにあります。牛は本来、草主体で生産できるためオーガニック生産が可能です。ところが日本の肉牛飼養マニュアルは穀物主体の配合飼料が主流でした。草利用性が高い日本短角種や国内アンガス種の赤身牛は、サシ志向のマーケットから排斥され、生産頭数が激減しました。
北里大学が2009年に全国に先駆けて肉用牛の有機JAS認定を取得しました。メイドインジャパンオーガニックビーフの幕開けです。北里大学での培った生産技術を普及拡大させ、流通させることが、国際的にも日本の食材の安心安全そして多様性を示す絶好の機会です。私達北海道の日本短角種およびアンガス種等の生産者は、オーガニック認定を取得し生産しマーケットを拡大してゆきます。そして赤身牛の価値観を上げてゆきます。そのため協同の施策を持ち、推進させるために畜産クラスター「北海道オーガニックビーフ振興協議会」を立ち上げ、収益性の向上、経営の安定と継続を図ってゆきます。
事業内容
- 各生産者や関係機関のJAS有機認証を取得します
- オーガニックビーフの生産、加工から販売までつなげ、消費者への普及活動を行います
- オーガニックビーフ生産者の増産、収益性の向上のためのIT技術革新、施設整備をはかります
- オーガニックビーフの生産技術の開発を図ってゆきます
役員等(2022年~2023年度)
会 長 | 小笠原英毅 | 八雲町 北里大学FSC八雲牧場講師 |
副会長 | 上田金穂 | 足寄町 北十勝ファーム代表 |
副会長 | 西川奈緒子 | 様似町 駒谷牧場代表 |
幹事 | 榛澤孝 | 釧路市 榛澤牧場 |
高橋祐之 | えりも町 高橋牧場代表 | |
小野泰 | 八雲町 北里大学FSC有機担当 | |
橘茂文 | 埼玉川口市 東洋食肉販売㈱代表 | |
石川賢一 | 津別町 津別有機酪農研究会 会長 | |
花房俊一 | 帯広市 北の牧場舎代表 | |
岩崎方保 | 帯広市 マルハニチロ㈱課長代理 | |
監査 | 北村貴 | 帯広市 ㈱グロッシー代表 |
口田圭吾 | 帯広畜産大学教授 ミート・イメージ ジャパン副理事長 | |
アドバイサー | 武内智 | 東京都中央区 ㈱オーガニックパートナーズ社長 |
松崎正敏 | 弘前大学教授 日本産肉研究会会長 | |
大山利男 | 立教大学 経済学部准教授 |
会員/Members
生産
津別町有機酪農研究会(酪農・畜産)
仲牧場(酪農、畜産、飼料)
株式会社 おひさまファーム(酪農・畜産)
流通・加工・飼料 他
マルハニチロ株式会社 国産牛肉課(牛部分肉 加工・内臓1次処理・有機JAS小分け認証)等
東洋食肉販売株式会社 十勝事業所(有機JAS加工・小分け認証)
株式会社コープミート千葉 (食料品製造業)
佐々木畜産株式会社(牛加工卸)
スターゼン株式会社(加工)
(株)キングベーク(加工)
エコファーマ・ドットコム株式会社(流通)